(大阪市)橋下新市長、一転慎重に

読売新聞記事のツイートです。記事の写真が引用されています。

以下、記事から一部 抜き出しました。

「知事時代は受け入れまでしか頭になく、そういう事実を全く知らなかった」

とのこと。しかし…

「受け入れをやめるわけではない」とし、がれきの焼却や埋め立ての処理基準の策定を専門家会議に委ねる意向を示した。

(大阪府)「災害廃棄物の処理指針に係る検討会議」について

【趣旨】 

 東日本大震災による災害廃棄物の発生量は膨大であり、被災地が早期に復旧・復興するためには、大阪府も処理に協力していくことが必要です。
 しかし、災害廃棄物の処理を行うことにより放射性物質による人体や環境への影響を及ぼさないようきちんとした対応が必要です。
 このため、本検討会議は、災害廃棄物の処理指針の策定に当たって、放射線による人体や環境への影響についての考え方を検討するものです。

http://www.pref.osaka.jp/shigenjunkan/kentoukaigi-no-setti/

12月7日に行われた会議において「※傍聴者から会議の進行を妨げる発言が多数あり、座長からの再三の注意や退室の命令に従わず、発言が繰り返されたため、議事進行が困難となり、本日の会議は打ち切られた」そうです。
なぜ府民が発言を繰り返したのか?府民の方々の言い分も聞くべきだと私は思います。録画がありますのでどうぞ。

◆第5回大阪府瓦礫受入検討会議 NO1 11/12/07
http://www.ustream.tv/recorded/18977671

◆第5回大阪府瓦礫受入検討会議 NO2 11/12/07
http://www.ustream.tv/recorded/18977932

◆第5回大阪府瓦礫受入検討会議 NO3 11/12/07
http://www.ustream.tv/recorded/18978527

会議が打ち切りとなったため、大阪府職員と市民との話し合いの場が持たれました。

◆瓦礫受入・大阪府職員、府民との話し合い NO1 
http://www.ustream.tv/recorded/18989421

◆瓦礫受入・大阪府職員、府民との話し合い NO2 
http://www.ustream.tv/recorded/18989839

◆瓦礫受入・大阪府職員、府民との話し合い NO3 
http://www.ustream.tv/recorded/18991909

(福井県)高浜町長、がれき受け入れに意欲 復興向け「広域の支え必要」

 東日本大震災の被災地のがれき受け入れについて、福井県の野瀬豊高浜町長は8日の町会本会議で、「『がれき処分無くして復興無し』という状況を考えると、広域処理は避けて通れないのが現状。可能な範囲で受け入れるべきだ」との考えを明らかにした。県内の首長が、がれき受け入れに前向きな考えを示すのは初めて。

 県によると、廃棄物処理法では被災地と受け入れる自治体の協議でがれきを運ぶことが可能。全国では東京都と独自基準を設定した山形県が受け入れを始め、青森県八戸市が実施を表明している。

 一般質問の答弁で野瀬町長は「高浜町原発立地自治体であり、今後も原発堅持を求めている立場。この課題については真摯(しんし)に応える必要がある」とし、受け入れの条件としては「住民の合意と議会の理解が不可欠。不安解消に向けた説明や、国にしっかりした規制管理の申し入れも行っていく」と述べた。

 受け入れは可燃物を念頭に置き、量については町清掃センターが改修中のため「改修工程を見極めながら、いつどの程度受け入れられるのか検討する」と説明。その上で「(同センターが通常通り稼働すれば)日に3トンまでは受け入れ可能」との見方を示した。どこのがれきを受け入れるかについては、国や被災地との協議で決めることになるという。

 放射性物質を含む可能性があるがれきに関しては、野瀬町長は科学的に問題があるとされるレベルについては受け入れられないとする一方、「(問題のないレベルにまで)国民の一部に過剰に警戒するケースも見受けられる。不安に感じることをしたくないのは心情だが、災害時に広域的な支え合いがなければ、被災地にいくら『頑張れ』といっても本心が疑われてしまう」と述べた。

 的場輝夫議長は取材に「原発立地の町として常識的な判断だ」と述べ、受け入れを支持する姿勢を示した。

 町民からは「高浜町原発立地自治体であり、検査で問題が無いなら受け入れてもいいと思う」=自営業男性(50)=と肯定的な意見が聞かれる一方、「学校給食で放射性物質が検出されたといったニュースを見聞きすると、受け入れにやはり健康への不安がある。現時点では賛成とも反対ともいえない」=団体職員女性(50)=と戸惑う声もあった。

 県循環社会推進課は「東京都は放射線量の測定や試験焼却、運搬面など相当の態勢を取っている。受け入れるなら住民に不安が生じないようにする必要がある」としている。

福井新聞 (2011年12月9日午前7時27分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/earthquake/31932.html

秋田県、がれき処理協議へ 岩手と運搬方法など

 岩手県から要請されている東日本大震災がれき処理について、佐竹敬久知事は8日、記者会見し、対象となる4市町村のがれきに含まれる放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレルを下回っていたことから、受け入れを前提に運搬や処理方法について同県と協議に入ると発表した。

                   ◇

 7日までに提供された岩手県沿岸北部のがれきの放射能測定結果は、機器の測定不可能レベルを含めた「最大値」で、洋野町1キロ当たり36・2ベクレル(可燃物同39・3ベクレル)▽久慈市36・0ベクレル(同37・8ベクレル)▽普代村39・0ベクレル(同39・6ベクレル)▽野田村75ベクレル(同73ベクレル)と、国がガイドラインで示した運搬、再生利用、焼却が可能とする同100ベクレルを下回った。

 がれき13万トンのうち、木片・プラスチックなど可燃物約2万9千トンを最優先し、県内市町村の一般家庭ごみ用焼却炉で燃やしたあと、埋め立てる方針だ。県は職員を現地に派遣し、がれきの調査を行う一方、県内の市町村には岩手県4市町村のデータを提供して、がれき受け入れについて協力を要請する。受け入れを表明した市町村とは、具体的な受け入れ条件の協議や住民説明を進める。

 佐竹知事は破砕や運搬、処理方法、経費などについて、ある程度の合意ができた段階で岩手県と協定を結ぶ考えを示し、「来年1月ごろには、協定の方向性がまとまるのではないか」との見通しを示した。

 県の受け入れ方針によると、岩手県内でがれきを分別、破砕し、輸送の容器ごとに空間放射線量を県が測定し、トラックで県内に運搬する。準備が整った市町村から順次受け入れを開始したい考えで、この日の県議会福祉環境委員会で、青木満生活環境部長は「暖かくなるころに受け入れの具体的な動きが出てほしい」と述べた。

産経新聞 12月9日(金)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111209-00000023-san-l05

アイワコーポなど、掃除機型の除染機 放射性物資の拡散防ぐ

 産業資材販売のアイワコーポ(福島県郡山市)や環境関連製品開発の暮らしの科学研究所(同)は放射性物質の拡散を防ぐ除染機を開発する。掃除機型の除染機で建物の外壁や路面を洗浄し、放射性物質を装置内のろ過材に吸着させる仕組み。試作機は80%以上の放射性物質を除去する効果があった。装置を改良して実用化し、来春に業務向けの販売を目指す。

 従来型の除染機は高圧の水を噴射して洗い流す仕組みで、周囲に放射性物質が飛散する問題がある。開発する装置は掃除機のヘッドに当たる部分の回転ブラシで高圧の水を噴射しながら洗浄し汚染水を吸い込む。装置内のろ過材が放射性物質を吸着して拡散を防ぐ。

 空気環境問題が専門の東北文化学園大学の野崎淳夫教授が監修し、暮らしの科学研究所が装置の設計を担当する。ろ過材を製造するリアルトリート(福島県石川町)から資材の提供を受けて、アイワコーポが製造する。

 実用化に向けてヘッドを様々な形状の表面に対応できるようにする。100万〜200万円かかる製造原価の引き下げにも取り組む。開発費は東北経済連合会の企業支援機関「東経連ビジネスセンター」の助成を受ける。

日本経済新聞 2011/12/7 0:11
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E2E4E2E0828DE2E4E3E0E0E2E3E39EE2E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E1

埼玉県 被災地がれき受け入れ方針

東日本大震災の被災地で出たがれきを、東京都に続いて埼玉県が受け入れを進める方針を決め、県内の市町村に協力を求めていくことになりました。

被災地で出たがれきの処理を巡って、首都圏では、東京都が岩手県宮古市宮城県女川町のがれきの受け入れを進めています。これについて、埼玉県も、被災地だけで処理すれば復旧や復興が大幅に遅れてしまい、日本中で分散して処理する必要があるとして、受け入れを進める方針を決めました。埼玉県は、受け入れるがれきについて、宮城県岩手県で出た住宅の柱などの木材を想定していて、今後、県内の市町村に協力を求め、合意が得られしだい、受け入れを進める方針です。また、がれきを受け入れる際は、埼玉県が放射性物質の検査を行い、安全確保に努めるとしています。

NHK NEWS WEB 12月8日 22時31分
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:nDbN4dvX9IAJ:www3.nhk.or.jp/news/html/20111208/t10014509091000.html+%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E3%82%82%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%81%8D%E5%8F%97%E3%81%91%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%B8&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-a

焼却灰、返送日程を延長 DOWA、大館と小坂に仮置き

 DOWAエコシステム(東京)は2日、大館市小坂町に仮置きされている放射性物質を含む焼却灰について、首都圏の排出元への返送作業の日程を変更すると発表した。当初は3日から3日間で終える予定だったが、大半は17日までに大館駅を出発、首都圏に向かう見通し。3日には一部の灰が搬出される。

 DOWA側によると、当初は焼却灰の入った運搬車両を首都圏のJR貨物ターミナルで一定期間留め置き、排出元自治体の受け入れ指定日に合わせて引き渡す計画だった。しかし年末でJRの貨物量が増えるため、短期間で全ての返送作業を終えることが困難になったという。

 細越満小坂町長は「しっかり対応してもらわないと、住民との信頼関係に影響する」と話している。

さきがけ on The Web(2011/12/03 10:50 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111203d

IHI・東芝、放射性汚水の処理装置を小型化・移動可能に

 IHIと東芝放射性物質で汚染された水を処理する小型で移動可能な装置の実証実験を行い、2012年4月から販売する。東京電力福島第一原子力発電所のタービン建て屋内で稼働するセシウム除去装置「SARRY(サリー)」のシステムを小型化し、トラックに積載できるようにした。価格は数億円の見込み。政府や福島県、同県内の自治体、ゼネコンなどに販売する。
 福島第一原発事故で飛散した放射性物質を除去する方法の一つとして、水を高圧で吹き出す洗浄機が使われているが、作業に伴って発生する放射性物質を含む汚染水の処理が課題だった。IHIと東芝が開発した装置を使えば、場所ごとに発生した汚染水を処理できる。処理した水は一時的に貯蔵しておき、必要な分析を終えた後に一般の排水として扱える。

掲載日 2011年12月09日 日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120111209aaai.html