報道

〈ニュース圏外〉がれき処分場は「番外地」

■東京都、受け入れの秘密は? なぜ、東京都が最初に被災地がれきを受け入れられたのか。処分場に秘密があるらしい。 羽田空港に向けて着陸態勢に入った旅客機が、轟音(ごうおん)を響かせて上空を通り過ぎる。東京・銀座から直線で10キロ弱。東京港の中央…

震災からの復興へ 環境省に課せられた課題

福島県で東日本大震災からの復興を妨げている、放射性物質による土地の汚染。本格的な除染作業が待たれるが、除染で生じる新たな放射性廃棄物の処理など多くの課題が残されている。 11年12月24日に閣議決定された12年度の政府予算案では、歳出の削減…

上田広域の焼却施設 焼却灰からセシウム検出

上田地域広域連合は27日、管内3カ所の一般廃棄物焼却施設の焼却灰から放射性セシウム134と同137を検出したと発表した。7月から月1回測定し、検出は同月から6カ月連続。 焼却灰は12月20日に採取。上田市の上田クリーンセンターの飛灰から1キ…

放射性焼却灰 固化設備を整備へ

原発事故の影響で、一般ごみを燃やした灰から放射性物質が検出され、処分が進まない問題を受けて、環境省は灰を埋め立てるためにセメントで固めることができる仮設式の設備を設け、処分を急ぐことになりました。被災地や首都圏で、家庭などから出る一般ごみ…

<中間貯蔵施設>「期間は30年以内」環境省が地元に約束

東京電力福島第1原発事故後の除染で発生した汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設について、28日、福島県双葉郡内での建設を要請するため同県を訪れた環境省の高山智司政務官は地元8町村長らとの会談で、国が示す「貯蔵期間は30年以内」について、政権…

漂流がれき日米協議へ 300万トン、費用や汚染懸念

日米両政府が、東日本大震災で太平洋に流出した大量のがれきによる海洋汚染や、米国漂着時の処理をめぐり、年明けから本格的な協議に着手することが二十九日分かった。複数の日米両政府関係者が明らかにした。 国立環境研究所などの推計では、震災で発生した…

震災がれきの焼却受け入れへ準備、相模原市が見通し示す/相模原市

東日本大震災の被災地のがれき処理問題で県が焼却灰の最終処分地を示したことについて、相模原市は「処分場所が確保されれば、大きな問題がクリアされることになる」として、焼却処理の受け入れに向け、準備を進めていく考えを示した。 がれき処理の受け入れ…

(長野県)震災廃棄物の広域処理 知事「受け入れ考えず」

阿部守一知事は28日の定例会見で、東日本大震災で発生した廃棄物の広域処理について「現時点で受け入れることは考えない」と述べ、廃棄物処理施設に関わる市町村に受け入れを勧めない考えを示した。県内で発生した放射性物質を含む下水道汚泥や土壌の処理…

(新潟県)がれき処理に知事、慎重な姿勢

東日本大震災の被災地で出たがれきの受け入れ問題で、泉田裕彦知事は28日の会見で「何でもかんでも埋めればいいというものではない」と述べ、改めて、1キロあたり8千ベクレル以下のごみ焼却灰は埋め立て処分できるとする環境省を批判し、受け入れに慎重…

(秋田県)湯沢雄勝3市町村、がれき受け入れ協議へ 

湯沢市の齊藤光喜市長は15日、岩手県から要請されている東日本大震災のがれき処理について「安全性が担保され、湯沢、羽後、東成瀬の3市町村の住民の理解を得られれば受け入れたい。そのための準備を進めていく」と述べた。可燃物と不燃物の両方が対象で…

東日本大震災:放射性廃棄物受け入れ、鹿児島市に質問状 1月末期限に6項目−−子どもを守る会 /鹿児島

東京電力福島第1原発事故により発生した放射性廃棄物を巡り、県内有志でつくる「子どもを放射能から守る会かごしま」が15日、鹿児島市に対して放射性廃棄物の受け入れに関する質問状を提出した。 同会は今年6月ごろに結成。県内に住む男女約10人がメン…

那須の湯川河川敷で17000ベクレル 環境省の放射性セシウム調査 ほぼ県内全域で検出

環境省は16日、東京電力福島第1原発事故を受け、県内の河川や湖沼、地下水を対象に10月に実施した放射性セシウムの測定結果を発表した。河川敷の土壌からは、湯川橋右岸(那須町)で1キログラム当たり1万7千ベクレルを検出したのを最高に、ほぼすべての…

環境省 被災地の地下水質モニタリング調査 放射性物質濃度の測定結果を公表

環境省は、平成23年12月16日、宮城県、山形県、福島県、茨城県及び栃木県内の地下水の放射性物質濃度の測定結果を第5報として公表した。 今回公表したのは、宮城県39地点(採取日:10月7日〜26日)、山形県41地点(採取日:10月7日〜26日)、福島県271地点(…

東電社員「環境省の除染推進員」に 除染活動円滑化狙う

東京電力福島第一原発の事故で飛散した放射性物質による汚染をめぐり、環境省は15日、汚染地域で除染活動にあたる東京電力の社員を「除染活動推進員」に任命する委嘱状を渡した。除染活動中、東電という肩書で、住民から受け入れてもらえないケースがあっ…

放射性廃棄物「中間貯蔵施設」を福島県に 政府工程表 3年後の運用開始を目指すが・・・

東京電力福島第1原発事故による放射性物質の対処で政府はこのほど、除染で発生する汚染された土壌や廃棄物の「中間貯蔵施設」について、基本的な考え方と工程表を示した。中間貯蔵施設は福島県内に建設し、3年後をメドに運用を開始すると明示。貯蔵期間は30…

(山形県)最上町、がれき受け入れ始める 松島町の要請応え小型漁船36隻分

最上町は東日本大震災で被害を受けた宮城県松島町の要請に応え、被災した小型漁船のがれき36トンの受け入れを今月9日から始めた。20、26日も実施し、計3回に分けて搬入される予定。近海で使用する1トンクラスの漁船約36隻分に相当し、現地で破砕してから最上…

(神奈川県)埋め立て協力の意向、震災がれき焼却灰で吉田市長/横須賀市

東日本大震災で発生したがれきの処理を黒岩祐治知事が県内で受け入れる意向を示したことに関し、県の産業廃棄物最終処分場がある横須賀市の吉田雄人市長は21日の定例会見で「知事の気持ちは理解できる」と述べ、協力する姿勢を示した。「何よりも地元の理解…

(福島県)【若松の汚泥処理】基準以下でも拒否 宮城の業者「安全担保されず」

県内の下水処理施設で汚泥の処理が進まない問題で、会津若松市は21日から宮城県の肥料業者に汚泥を搬出する予定だったが、20日になって受け取りを拒否された。汚泥の放射性セシウム濃度は肥料としての流通基準値200ベクレルを下回っているが、業者側…

除染の財政支援対象地域を指定−環境省

環境省は19日、「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法(放射性物質汚染対処特措法)」に基づき、汚染廃棄物対策地域、除染特別地域及び汚…

(長野県)放射性物質の測定態勢見直し 県、結果の公表方法も変更

県環境政策課は28日、東京電力福島第1原発の事故後、続けてきた空間放射線量と水道水、降下物に含まれる放射性物質の測定について、測定と結果の公表方法を変更すると発表した。文部科学省が検査態勢を見直したため。 長野市の県環境保全研究所敷地内の地…

(長野県)諏訪湖流域下水道の焼却灰からセシウム

県環境部は21日、諏訪湖流域下水道豊田終末処理場(諏訪市)の汚泥焼却灰などから最大で1キロ当たり2800ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。 検査したのは、10月〜12月に採取した焼却灰など5種類。それぞれ最大で焼却灰は1キロ当…

(秋田県)環境省担当者が説明 焼却灰問題で住民説明会、小坂町

首都圏から放射性セシウムを含む一般ごみ焼却灰が小坂町に搬入され、受け入れが中止されている問題で、町は22日、町交流センター「セパーム」で住民説明会を開いた。 県、町、処分業者のほか環境省の担当者が初めて出席。住民からは福島第1原発事故の後に…

(福島県)業者「経過を見たい」 線量低下も下水汚泥の搬出中止

国が定めた基準を下回りながらも、県内で発生した放射性物質を含む下水汚泥の処理が進まない。東京電力福島第1原発事故による放射性物質の飛散が少ないとされる会津若松市は今月2度の検査で、肥料化が可能となる1キロ当たり200ベクレルを下回ったため…

東日本大震災:がれき受け入れ、反対意見書提出−−市民グループ /大阪

東京電力福島第1原発事故を受けてインターネット交流サイト「フェイスブック」を通じて集まった市民グループ「放射能防御プロジェクト」は21日、被災地で発生した災害廃棄物(がれき)の府への受け入れに反対する意見書を橋下徹・大阪市長宛てに提出した…

長野の脱水汚泥から放射性セシウム検出

長野市環境部は22日、市衛生センター(川合新田)のし尿や農業集落排水の脱水汚泥を7日に採取し検査した結果、1キロ当たり34ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。また、16日に市清掃センター(松岡)で採取した焼却灰の飛灰から同169…

横須賀の県施設で引き受ける方針、震災がれきで黒岩知事/神奈川

被災地からのがれき受け入れについて、黒岩祐治知事は22日の会見で「(焼却後の灰は)基本的に県で受ける」と述べ、横須賀市にある県の産業廃棄物最終処分場「かながわ環境整備センター」で引き受けるとの認識を示した。 がれき受け入れに関しては、現時点で…

(石川県)七尾市が震災がれきの篝火中止

石川県七尾市の神社で実施される年越し行事で、東日本大震災で被災した宮城県石巻市のがれきを篝火にする計画について、地元団体は21日までに「放射性物質が飛散する恐れがある」との七尾市側の自粛要請を受け、中止を決めた。 七尾市などによると、地元の…

(秋田県)がれき・焼却灰への対応/谷口吉光さん

今月16日、野田佳彦首相は東京電力福島第一原発事故の「収束」を宣言したが、「原発が冷温停止状態になったからといって事故が終わったといえるのか」という批判が出ている。 私も同感だ。そもそも津波に襲われた原発内部で何が起こったのか、東電や国が事…

焼却灰埋め立て再開へ 放射能低減、年明けから 那須地区広域組合

(12月22日) 【PR】 【大田原・那須】両市町の可燃ごみ焼却灰が、那須地区広域行政事務組合の最終処分場「黒羽グリーンオアシス」で処分できなかった問題で、同組合は21日、来年1月から発生する焼却灰について同施設で埋め立て処分を再開することを明らかに…

可搬型の放射能汚染水処理システム「SARRY-Aqua」の開発

株式会社東芝及び、株式会社IHIは可搬型の放射能汚染水処理システム「SARRY-Aqua」を共同開発し、中央官庁や地方自治体などと、本装置を使った活動について協議する。◆SARRY-Aqua福島第一原子力発電所で稼働する汚染水処理装置「サリー」を小型化。 低濃度の…