上田広域の焼却施設 焼却灰からセシウム検出

 上田地域広域連合は27日、管内3カ所の一般廃棄物焼却施設の焼却灰から放射性セシウム134と同137を検出したと発表した。7月から月1回測定し、検出は同月から6カ月連続。

 焼却灰は12月20日に採取。上田市の上田クリーンセンターの飛灰から1キロ当たり計173ベクレル、主灰と飛灰の混合灰から同84ベクレル、同市の丸子クリーンセンターと東御市の東部クリーンセンターの飛灰からそれぞれ同209ベクレル、同150ベクレルの放射性セシウムを検出した。

 いずれも環境省が最終処分場に埋め立て処分できるとした基準(1キロ当たり8千ベクレル)を下回った。同広域連合ごみ処理広域化推進室の橋詰邦昭室長は「数値は基準値を大幅に下回り、全体的に減少傾向。現時点で特別な問題はない」としている。

2011年12月28日掲載 信農毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/eastjapan_quake/2011/12/post-1674.php