焼却灰返却問題:焼津市長「自前の処分場必要」 /静岡

 藤枝市焼津市のごみを処理する志太広域事務組合が秋田県小坂町に搬出した焼却灰20トンを返却される問題で、焼津市の清水泰市長は30日の定例会見で「今後は市外の業者に頼るのではなく、焼却灰を処理できる最終処分場を自前で持つ必要があると痛感している」と語った。

 同組合は最終処分場を持たず、他県の業者に焼却灰の処理を委託している。

 返送される焼却灰の処理委託先はまだ決まっておらず、当面は一色清掃工場(焼津市一色)でコンテナに入れ保管する予定。清水市長は「長期間工場内で保管することになれば、周辺住民への説明も考えたい」と話した。【小玉沙織】

毎日新聞 2011年12月1日 地方版
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20111201ddlk22010301000c.html