震災がれき、県が受け入れへ調整 知事、安全確保し「一気に」

 岩手県から処理要請を受けている東日本大震災のがれきの受け入れについて、佐竹敬久知事は22日、県議会自民党会派との県政協議会で「(安全面の)確証を得た段階で、一気呵成(かせい)に(受け入れを)進めたい」と語り、一部市町村と前向きに調整を進めていることを明らかにした。

 環境省の新たな指針に従い、受け入れる場合の放射性セシウム濃度の目安を「1キログラム当たり100ベクレル以下」とする考えも示した。

 佐竹知事は、環境省が今月18日に改定したがれき広域処理の安全性に関する指針を踏まえ、「ようやく100ベクレル以下という基準値が示された。排出元の測定結果や分別状況を見た上で、県民に自らの言葉で(受け入れの協力を)呼び掛けたい」と述べた。

(2011/11/23 09:32 更新)さきがけ on The Web
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20111123a