秋田知事、岩手県内のがれき受け入れ前向き

 佐竹敬久秋田県知事は28日、東日本大震災で発生した岩手県のがれきについて「安全ならば受け入れるのが自然の姿」と述べ、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり100ベクレル以下という環境省の基準を満たしていることを条件に、受け入れに前向きな姿勢を示した。
 岩手県から要請されているのは、岩手県久慈市洋野町普代村、野田村のがれき計13万トン。このうち、野田村のがれきからは放射性物質が検出されなかった。ほかの3市町村の測定結果は今週中にも判明する見通しという。
 4市町村のがれきが「安全」と判断された場合、具体的な処理方法の検討に入る。佐竹知事は「検査体制を含めてあらゆる考察を行い、市町村に問い掛けたい」とし、市町村などを対象とした受け入れの意向調査を県独自に実施する考えも示した。

2011年11月29日火曜日 河北新報社
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111129t41004.htm