電子マニフェストを開発へ―放射性物質汚染廃棄物―8千Bq以上対象に日廃振センター 来年早々にも運用

産業廃棄物の電子マニフェストシステムを運営する日本産業廃棄物処理振興センターは、従来のシステムを基盤とした「放射性物質汚染廃棄物管理電子マニフェストシステム」の開発に着手、早ければ来年早々にも運用を開始することを決めた。
東日本大震災津波で被災した東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴い、放射性物質に汚染された廃棄物が大量に発生した。今後は高濃度で放射性物質に汚染された廃棄物について、国の責任で処理が進められていくことになるが、この適正管理は大きな課題になっている。こうした状況下、同センターは産廃電子マニフェスト運用で培ったノウハウを提供することで、適正管理・処理に貢献していくことを目指す。

2011年11月09日 環境新聞
http://www.eco.goo.ne.jp/news/daily/?code=50&ncode=217