(三重県)松阪市、がれき受け入れ検討 副市長ら来週被災地へ

 松阪市山中光茂市長は7日夜、市内で開かれた市民団体との意見交換会で、中川昇副市長と橋本昭彦環境部長らを来週にも、東日本大震災の被災地へ派遣することを明らかにした。がれきの受け入れを検討するため。現地で県など関係機関と協議するとみられる。

 山中市長は「日本中が放射能に繊細になりすぎている。松阪市が他の自治体の痛みを共有できるということを打ち出したい」と述べた。

 被災地のがれき受け入れをめぐっては、市は県の聞き取りに対し、現有施設での処理が困難なため、受け入れしないと回答したが、山中市長は直後の10月下旬の定例会見で、受け入れの検討を続ける考えを示していた。 (戸川祐馬)

2011年11月9日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20111109/CK2011110902000106.html