都 がれき焼却を処分場近くで

東日本大震災で出た岩手県宮古市のがれきを、都内で処理することにしている東京都が、処理に当たる業者を選んだ結果、燃えるがれきについては、東京港にあるゴミの埋め立て処分場に隣接する、処理業者の施設で焼却されることになりました。

東京都は、東日本大震災の被災地で大量に出たがれきについて、被災地を支援するため、平成26年3月までの2年半にわたって受け入れ、処理することを決めています。東京都はまず、岩手県宮古市で出たがれき1000トンを、来月までに鉄道を使って都内に運び込む予定で、それに先立って、がれきの処理に当たる、都内の4つの業者を選びました。これらの業者は、がれきのうち、金属などの燃えないものについては細かく砕いたうえで、東京港にあるゴミの埋め立て処分場に埋めることにしています。一方、木くずなどの燃えるものについては、埋め立て処分場に隣接する産業廃棄物の処理業者の施設に持ち込んで焼却したうえで、最終的に埋め立て処分場に埋められることになりました。東京都は「がれきを処理する過程で、そのつど、放射線量や放射性物質を測り、安全性を確認しながら処理を進めていきたい」と話しています。

NHK NEWS WEB 10月20日 4時31分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111020/k10013385761000.html