(秋田県)焼却灰、受け入れ再開撤回も 小坂町長が表明

 国の基準値を超える放射性セシウムを含むごみ焼却灰が小坂町の最終処分場に埋め立てられ、町が首都圏からの焼却灰受け入れを止めている問題で、細越満町長は22日の町議会全員協議会で、既に表明している受け入れ再開方針を白紙撤回することもあり得るとの考えを示した。

 協議会で町当局は、13〜20日に町内5地区で開いた町民説明会について報告。「115人が参加し、再開に対する不安、反対意見が大勢を占めた。観光などへの風評被害を懸念するも声もあった」と説明。細越町長は、再開の基本方針は変わらないと強調する一方、説明会で町民から出された意見について検討を加えるとした。

 細越町長は協議会終了後、処分場の親会社DOWAエコシステム(本社東京)から提出を受けた処分場の管理計画を見直す考えを明らかにした。

さきがけ on The Web(2011/09/23 09:50 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20110923b