(栃木県)放射性焼却灰、住民説明会平行線続く 那須地区広域行政

 一般ごみの焼却灰から放射性セシウムが検出された問題で、北那須地区2市1町で構成する那須地区広域行政事務組合は26日、焼却灰の処理について一般廃棄物最終処分場「黒羽グリーンオアシス」の周辺住民を対象に説明会を開いた。同施設での埋め立て処理に理解を求めたが、反対する住民側との隔たりは大きく、合意には至らなかった。

 3回目となった説明会には、管理者の栗川仁那須塩原市長のほか、津久井雄大田原市長、高久勝那須町長が顔をそろえた。組合側は国の方針に従い、1キロあたり8000ベクレル以下の焼却灰を同施設で埋め立て処理する方針をあらためて説明。しかし、住民らは総会で反対を確認しており、議論は平行線のままに終わった。

下野新聞 (9月27日 朝刊)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20110927/619073