除染土、最大東京ドーム23杯分 環境省が試算

 環境省は27日、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染され、今後の除染で土をはぎ取るなどして発生する汚染土壌量をめぐり、試算した結果を有識者検討会に示した。年間5ミリシーベルト以上の区域を中心に除染した場合、土壌量は最大で東京ドーム23杯分に相当する2879万立方メートル。除染が必要な面積は福島県の17・5%に当たる2419平方キロメートルに上る。野田佳彦首相は福島県内に中間貯蔵施設を設置する方針で、地元自治体と協議する意向を示しているが、広大な施設が必要になる可能性もあり、調整は難航が予想される。

(共同)

中日新聞 2011年9月27日 20時35分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011092701000910.html