東日本大震災:福島第1原発事故 汚泥保管3656万円、東電に賠償請求−−前橋市 /群馬

 東京電力福島第1原発事故で前橋市は21日、放射性物質を含む下水汚泥焼却灰の保管費用約3656万円を東京電力に賠償請求したと発表した。11月末までの費用を請求し、内訳は、放射線測定約521万円▽サーベイメーターなどの物品代約90万円▽新保管庫建設費用約1691万円−−など。
 市水道局によると、前橋市六供町の前橋水質浄化センターで発生する焼却灰は1日1〜1・2トン。焼却灰の放射性セシウムは、5月時点の1キロ当たり4万1000ベクレルから、12月14日採取分は同3790ベクレルまで低下したが、受け入れ先は見つかっていないという。9月に建設した新保管庫は早ければ来年2月にも満杯になる見通しで、市は来年1月中旬に二つ目の保管庫の建設に着工する予定。【喜屋武真之介】

毎日新聞 12月22日(木)11時29分配信
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