汚染土灰、中間貯蔵施設を双葉郡に…環境省方針

 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、放射性物質に汚染された福島県内の土壌や焼却灰を保管する中間貯蔵施設について、環境省は13日、候補地を同県双葉郡内とする方針を固めた。

 年内にも正式発表するとみられる。同省は同施設について「遅くとも2012年度内に立地場所を選定する」としており、今後、具体的な町村を絞り込む。

 双葉郡自治体は、同原発がある双葉、大熊町など8町村。大熊町の渡辺利綱町長は13日、中間貯蔵施設について「近く双葉郡自治体に説明する場を持つ」と12日に細野環境相から伝えられたことを明らかにした。関係者によると、会談では大熊町など、放射線量が高く、長期間居住が困難になる見通しの地域について、土地の買い上げや借り上げを検討していることが示されたという。

読売新聞 12月13日(火)14時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111213-00000690-yom-soci