東日本大震災:一般廃棄物焼却灰の放射性セシウム、前回調査下回る /秋田

 県環境整備課は25日、県内の一般廃棄物焼却施設全16施設の焼却灰などに含まれる放射性セシウムについて11月中に測定した結果、ほとんどの施設で6〜7月の前回調査より低下したと発表した。いずれも国の埋め立ての暫定基準値(1キロ当たり8000ベクレル)を大きく下回り、人体や環境に影響はないという。
 同課によると、男鹿市松木沢の八郎湖周辺クリーンセンターでは、排ガス中のすすなどから、前回調査では1キロ当たり60ベクレルが検出されたが、今回は同11ベクレルだった。秋田市河辺豊成の総合環境センターは、すすから同140ベクレル(前回同196ベクレル)を検出した。
 同課は産業廃棄物焼却施設についても調査を進めている。
 秋田市は同日、同センターの焼却灰を洗浄した際の排水から放射性セシウムを1キロ当たり13・4ベクレル検出したと発表。同市環境都市推進課は「国の基準を下回っており、市民の健康や生活、河川等への影響はない」としている。【坂本太郎

毎日新聞 11月26日(土)12時41分配信
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