被災地のがれき受け入れの可否、環境省に「検討中」と回答/横浜市

 東日本大震災の被災地のがれき(災害廃棄物)の受け入れについて、横浜市環境省に「検討中」と回答していたことが8日、市会常任委員会で報告された。市資源循環局は「市民の安全・安心に関する理解を得ることが重要」と理由を説明している。

 横浜市では地元住民らの反対を受けて、放射性物質を含む下水汚泥焼却灰の埋め立てを実施できない状況が続いている。そのため、市はがれきの受け入れに関しても市民の理解が欠かせないと判断。安全性が確保される測定方法や基準値の決定、分かりやすく説明するための資料づくりや情報提供などを優先する方針だ。7日に県を通じて、意向を国に伝えたという。

 常任委では、市議から市の判断に対して「なぜ横浜は東京都のように受け入れないのか」「条件が許せば受け入れた方がよい」などの意見が出た。

カナロコ 11月8日(火)23時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111108-00000027-kana-l14