(秋田県)焼却灰搬入「現時点では難しい」 小畑大館市長が会見で認識

 大館市小坂町に国の基準を超える放射性セシウムを含む焼却灰が搬入されていた問題で、小畑元市長は4日の定例会見で「現時点では市民の理解が得られたとは思っていない。搬入再開は非常に難しい」との認識を示した。

 小畑市長は搬入再開をめぐって市にメールや投書、電話があったとして「放射性物質を含んでいれば絶対反対だと言っている人が多い。受け入れるべきだとの意見は一件もない」と指摘。「市民の理解が得られなければ再開できないという考えには変わりなく、いまのところ再開できる状況にない」と繰り返した。

 市は首都圏6市1組合から搬出される焼却灰について、問題が発覚した7月上旬から受け入れを中止。復興支援に必要だとして、受け入れ再開を前提に、業者や排出自治体に対して放射線量の測定強化などを求める一方、市や市民団体主催の説明会で理解を求めている。

さきがけonTheWeb(2011/11/04 18:35 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111104k