(北海道)震災がれき 苫小牧市、受け入れへ 安全基準明示を条件に

 【苫小牧】東日本大震災で発生したがれきの受け入れの可否を聞く環境省の意向調査で、苫小牧市が安全確保を前提に「受け入れに協力していきたい」と回答することが、9日分かった。道は同日の道議会決算特別委員会で、道内の自治体、一部事務組合のうち数団体が受け入れる意向と説明したが、自治体名などは示さなかった。

 苫小牧市の回答は市内の焼却施設2カ所で受け入れ可能とし、処理可能量については記載しない。一方で、がれきに含まれる放射線量の安全基準や指針を国が示していないことから、現状では受け入れられないとして、安全基準を明示するよう要請する。

北海道新聞11月10日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/331048.html