東日本大震災:9都県市会議、放射性汚染物処理で国に要望へ /東京

 ◇国は実現性ある手法を

 東京、神奈川、埼玉、千葉の知事と政令市長による9都県市首脳会議が8日、川崎市内で開かれ、原発事故を受けて放射性物質を含んだ汚泥焼却灰や土壌の除去、保管などについて、国に「実現性のある手法」を早急に示すよう要望することを決めた。

 会議では、放射性物質を巡る問題で各地の首長から国への注文が相次ぐ中、被災地のがれきを受け入れる東京の石原慎太郎知事が「行政を預かっている私たちが、あんまり慌てるというか、ばたばたしないほうがいい」と呼びかける一幕もあった。

 一方、埼玉の上田清司知事は「放射性物質を含んだがれきと(受け入れ可能な)一般廃棄物は別問題だと、国がきちんと説明してくれないと前に進まない」といらだちをにじませた。【高橋直純

毎日新聞 2011年11月9日 地方版
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111109ddlk13040253000c.html