【東日本大震災】石巻地区のがれき処理 鹿島建設JVで議決 2日間のスピード審議 宮城県議会

 東日本大震災による宮城県石巻地区のがれき処理事業で、談合情報通りに鹿島建設を代表とする共同企業体(JV)が落札した問題をめぐり、県議会は16日、同地区のがれき処理の委託契約を賛成多数で原案通り議決した。鹿島建設東北支店を代表企業とするJVが1923億6千万円で請け負う。

 談合情報などが寄せられるなどしたため議会は反対意見も出たが、わずか2日間での審議での議決となった。

 16日の環境生活常任委員会では一部委員が「応募した2つのJVで差がついたのはどの点か」「審議日程が短く、あまりに性急だ」などと指摘。一方、スピード処理を優先する県側は、選ばれなかったJVはプレゼンテーションでの現実性で差がついたのではないかとの見方を示した。

SankeiBiz 2011.9.16 23:10
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110916/cpd1109162311013-n1.htm