(秋田)セシウム焼却灰受け入れ再開意向に抗議の電話、大館市困惑

 国の基準を超える放射性セシウムを含む焼却灰が首都圏から大館市小坂町に運び込まれた問題で、焼却灰受け入れ再開の意向を示している同市に県内外から抗議の電話が相次いでいる。16日までの3日間で100件近くに達したほか、メールやファクスでの抗議文も約20通届いた。市は「ネット上に市の担当課の電話番号を記載し、不特定多数に抗議するよう呼び掛けているようだ」と困惑している。

 市によると、抗議は関東や関西からが中心で、内容は▽(受け入れを再開すると)秋田のお米を食べられなくなる▽大館を汚さないで▽核の拡散はだめ▽どうしてよその灰を持ってくるのか。企業をもうけさせるだけだ―など。市民からも数件あり、中には「安全に処理されるならばいい」と賛成意見もあったという。

 抗議の電話は、焼却灰を積んだコンテナがJR大館駅に留め置かれていた約1カ月の間に十数件あったが、その後はほぼ途絶えていた。

さきがけon The Web(2011/09/17 11:01 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20110917e