(福島県)本県のがれき220万トン 県「県内で処分は可能」

※2011年5月時点の記事です

 東日本大震災で出た県内のがれきの総量は、津波で甚大な被害を受けた浜通り沿岸部を中心に約220万トンに上る見通しであることが18日、県の調べで分かった。東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域も含めた推定量
 県は県内の最終処分場の埋め立て残余容量が約450万トンあることなどを踏まえ、「数字的には(県内施設で)処分できる」(産業廃棄物課)とみている。同日開かれた5月臨時県議会の企画環境委員会で、県が説明した。
 また、環境省は同日までに県に対し、放射性物質が付着したがれきを集積しても放射線量が上がることはないという見解を伝えた。しかし、警戒区域計画的避難区域からのがれきの搬送、処理については具体的な方針が決まっていないため、処理能力についても流動的な部分が残る。県や市町村は6月上旬までに決まる国の指針を踏まえ、具体的な方法の検討に入る。

(福島民友新聞, 2011年5月19日)
http://www.minyu-net.com/news/news/0519/news6.html