(新潟県)がれきの広域処理説明会に新潟、長岡、三条、柏崎市が参加

 環境省岩手県で開く東日本大震災の災害廃棄物広域処理意見交換会新潟県内から新潟、長岡、三条、柏崎の各市が参加することになった。長岡市の森民夫市長が14日の会見で参加を表明するとともに、がれきの受け入れを前向きに検討する意向を明らかにした。

 長岡市によると、意見交換会は18日、岩手県宮古市の藤原埠頭で開催。がれきの状況を視察し、同県とがれきを受け入れている東京都の担当者が説明、質疑応答や意見交換が行われる。自治体の担当職員らが対象で、1日に2回、計50人が出席する予定だという。

 森市長は「(がれき焼却後の)灰から高濃度放射能が出たとき、どう処理するかなど現地で説明を受け、(受け入れに向けて)本格的な検討に入りたい」と語るとともに、意見交換会に参加する4市で連携し、得た情報は県内の自治体にも提供する考えを示した。

 がれきの受け入れ理由について、森市長は「受け入れに慎重な方もいるが、中越中越沖地震などでお世話になった恩返し」と意義を強調。「市民には丁寧に説明していく必要がある。理解が得られなければ難しいということもあるかもしれない」と述べた。

 同市によると、市内の焼却施設は破砕したがれきなら1日最大30トンを受け入れる余裕がある。破砕していないがれきなら同6トンまで処理が可能だが、市内の民間業者などががれきの破砕を行った後、受け入れることも想定している。

msnニュース 2011.11.14 16:14

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