東日本大震災:多摩・汚泥焼却灰、きょうから埋め立て−−都下水道局 /東京

◇当面1日20トンずつ

 多摩地区の下水処理場の汚泥焼却灰が放射性物質のために仮置きされている問題で、都下水道局は26日、東京湾の「中央防波堤外側埋立処分場」での埋め立て処理を27日から実施すると発表した。

 都は▽焼却灰にセメントと水を混ぜて固める▽ふた付きのトラックで運ぶ▽処分場では1日ごとに覆土する−−という飛散防止の措置を講じた上で埋め立てるとしている。

 当面は、多摩地域で日々発生する1日約20トンずつを埋め立てる。これとは別に、多摩地区の下水道処理場に仮置きされている焼却灰は現在、袋詰めで約3000トンあり、これらはタンクローリーに積み替える専用の機械が調達でき次第、搬出を始める。【柳澤一男】

〔都内版〕

毎日新聞 2011年10月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111027ddlk13040233000c.html