(福島県)放射性廃棄物処理 推進チーム設置へ

伊達市

 伊達市は、放射性物質の除染作業に伴って発生する草木や土などを、焼却するなどして減らすことを検討するプロジェクトチームを設置する。28日に職員の辞令を交付する予定だ。

 「放射性廃棄物処理推進対策プロジェクト・チーム」で、放射性物質を含む土などの減容化の推進、焼却処分の早期開始、関係機関への要請と調整などについて検討する。

 市は26日から、特定避難勧奨地点がある霊山町の下小国、上小国、月舘町相葭(よし)地区の住宅や敷地庭などの除染を本格的に始め、市内全域の除染を進める。

 しかし、除染で出る大量の雑草や剪定(せんてい)した庭木の枝、山林の腐葉土などの処理が課題となる。そこで市は、これらの廃棄物を焼却して減容化する方法を念頭に置いて、解体が可能な新たな焼却炉設備の設置を検討することにした。

 チームは、放射能対策課長をリーダーとして8人程度で構成する。(鬼久保幹男)

asahi.com 2011年10月26日
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001110260003