(福島県)住民有志「大熊町内に汚染土の中間貯蔵施設を」

 東京電力福島第一原発がある福島県大熊町の住民有志が24日、細野豪志原発担当相と東京都内で面会した。住民側は、放射性物質を取り除く除染の作業で出る汚染土を管理する中間貯蔵施設の町内設置を要望した。

 中間施設を福島県内に設置する方針の野田政権に対して福島県などが反発する中、地元から受け入れを求める意見が出るのは初めて。

 要望したのは6月に町民有志で発足した「大熊町の明日を考える女性の会」の11人。代表の木幡ますみさんは細野氏に「(除染で)廃棄物がたまりにたまってくる。放射線量が全然低くならず、帰れるという現実ではないので(中間施設は)大熊しかない。そのかわり定住の環境、土地、家や農業の土地を政府で示してほしい」と提案。帰還を当面あきらめて中間施設を受け入れる代わり、原発から半径20キロ圏内の警戒区域の外に町民が集団移転できる環境を整えるよう求めた。

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asahi.com 2011年10月24日22時20分
http://www.asahi.com/national/update/1024/TKY201110240550.html