震災がれき、受け入れ意思再確認へ 全国自治体に環境省

 東日本大震災で発生した岩手、宮城両県のがれきの広域処理について、環境省は4日、全国の自治体に受け入れ意思を文書で再確認することを決めた。がれき処理については当初、572の市町村などが手を挙げていたが、放射性物質への不安が高まり、消極的な姿勢に転じる自治体が相次いでいるためだ。

 同省は同日、東京都内で自治体を集めて会合を開いた。細野豪志環境相は「安全は確保できる」と強調、改めて受け入れに協力を呼びかけた。ただ参加した43都道府県と74市区町村の担当者からは、「住民の不安をどう払拭(ふっしょく)すればいいか」などの質問が相次いだ。

 広域処理をめぐっては、9月末に東京都が岩手県のがれきを受け入れると発表。環境省によると大阪府も受け入れに前向きという。

asahi.com 2011年10月4日21時29分
http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY201110040572.html