(秋田県)がれき受け入れに向け岩手と協議 知事が意向表明

 岩手県から要請を受けている東日本大震災がれき処理について、佐竹敬久知事は8日、「(排出元の)がれきの放射能レベルはかなり低く、安全性を確保できる」と述べ、がれき受け入れに向けて岩手県側と協議を進める考えを表明した。近く、処理施設を運営する市町村と一部事務組合に処理への協力を求めた上で、意向を確認する。臨時会見を開き、明らかにした。

 本県が処理要請を受けているのは、沿岸北部(久慈市洋野町、野田村、普代村)のがれき計13万トン。

 県が7日に岩手県から提供を受けた放射性物質の測定結果によると、4市町村のがれきの濃度は、検出下限値を加えても1キロ当たり36〜75ベクレルで、環境省の指針で示された「クリアランスレベル(放射性物質として扱う必要がないもの)」の100ベクレルを下回った。

さきがけ on The Web(2011/12/08 15:36 更新)
http://www.sakigake.jp/p/special/11/eastjapan_earthquake/akita.jsp?kc=20111208l