▲愛知県:災害ごみ受け入れ調査に「受け入れできない」の選択項目がない!

 愛知県愛西市議の吉川みつこ氏のブログに、環境省が関係都道府県廃棄物行政主管部(局)へ出した事務連絡がアップされていました。がれきが受入れについての再調査です。
 その内容は驚くべきものでした。

・がれき受け入れをする県・市町村名は非公開。
・回答の選択肢に「受入れができない」という項目が無い。

 環境省は「住民の方の理解を得て広域処理を進める」「再調査であって要請では無い」としていますが、非公開にして理解が得られるものでしょうか?しかも回答期限は今週の木曜日です。それに、受入れが困難な状況だから他の方法で支援すると、回答させてはくれないのでしょうか?
 受入れ地域の住民が知らない間に被曝の危険にさらされることになるのでは、と非常に心配です。被曝は足し算ですから、可能な限り避けた方がいいのですから。情報公開を望みます。

以下、氏の了解を得てブログの内容を転載させて頂きます。

 13日、愛知県は市町村および一部事務組合を対象に、災害ごみ受け入れの説明会を開催した。

 配布された資料を紹介します。

1.環境省が県宛に出した文書

驚いたことは、
・ 東京が災害ごみを受けることを皮切りに、環境省出先機関がマッチングをする。
・ 調査をするが、市町村が答えたことは公表しない。

 市民に情報公開せずに、進めると言うことなのでしょうか?驚きです。市町村に於いては、しっかりと市民に公開しながらの協議をのぞみます。

2.県が市町村および一部事務組合宛に出した文書

 県は調査票に記入をし、提出を求めていますが、
★選択項目は、
A:既に受け入れを実施している
B:被災地への職員派遣や検討会議の設置等の具体的な検討を行っている
C:被災地への職員派遣や検討会議の設置等は行っていないが、受入れに向けた検討を行っている
から選択することになっており、「受け入れできない」という選択項目がない!

 検討がされていない場合は、受け入れられる条件を書くようにというもの。

 あまりにも強引な調査ではないか。(以下、赤字および赤ラインは私が書き入れました)