東日本大震災:放射性廃棄物受け入れ、鹿児島市に質問状 1月末期限に6項目−−子どもを守る会 /鹿児島

 東京電力福島第1原発事故により発生した放射性廃棄物を巡り、県内有志でつくる「子どもを放射能から守る会かごしま」が15日、鹿児島市に対して放射性廃棄物の受け入れに関する質問状を提出した。
 同会は今年6月ごろに結成。県内に住む男女約10人がメンバーで、放射能の拡散防止のため汚染廃棄物の受け入れに反対している。
 質問は、あらゆる放射性物質の受け入れに対し、近隣自治体と連携して受け入れない体制を取る考えはあるか、基準値を超えた腐葉土が出回っているがどう対処するか、など計6項目。来年1月末までを回答期限とし、橋口俊二清掃部長に手渡した。市は現在、受け入れを検討しておらず、橋口部長は「(放射能の)影響がないという保証がない限り、より慎重に対応する」と述べた。
 同会の小桜真弓さんは「放射能汚染から鹿児島を守ってほしい」と訴えた。同会は県や県内の他の自治体にも働きかけていくという。【村尾哲】

毎日新聞 12月16日(金)16時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000274-mailo-l46