(秋田県)環境省担当者が説明 焼却灰問題で住民説明会、小坂町

 首都圏から放射性セシウムを含む一般ごみ焼却灰が小坂町に搬入され、受け入れが中止されている問題で、町は22日、町交流センター「セパーム」で住民説明会を開いた。

 県、町、処分業者のほか環境省の担当者が初めて出席。住民からは福島第1原発事故の後に首都圏から運ばれ、埋め立てられた焼却灰の管理状況を不安視する声が上がった。環境省は国が示した処理方法は国が安全性に責任を持つ、などと理解を求めた。

 受け入れ再開に反対する住民団体の要望に応えて開き、町内外から約80人が参加。環境省から廃棄物対策課の坂口芳輝課長補佐が出席した。

 参加者は「ボーリング調査などで処分場の放射性物質の濃度を確認してほしい」などと要望。環境省と県、処分業者は「掘り返して調査するより、空間の放射線量と放流水のモニタリングで対応する方がリスクが少ない」と応じる考えのないことを示した。

さきがけ on The Web(2011/12/23 09:44 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111223b