東日本大震災:都、がれき処理の動画をネット公開 放射線量測定も 「理解を深めて」 /東京

 都は27日、東日本大震災によって宮城県女川町で発生した災害廃棄物(がれき)の処理の様子を動画にまとめ、インターネットで公開すると発表した。都は「動画を通じて被災地の実態を知ってもらい、がれき処理への理解を深めてほしい」と話している。

 都は今月から女川町のがれきの受け入れを開始。試験焼却や住民説明会を実施し、来年2月以降、本格的に受け入れる。都は13年度までに、岩手県宮城県のがれきを最大約50万トン受け入れる。

 動画では、女川町のがれきは、町の一般廃棄物の115年分に相当する約44万4000トンに上ることを説明している。木くずの選別作業のほか、大気中の放射線量を測定する様子も紹介。また須田善明町長が出演し「復興を成し遂げるためにも、がれきの処理を一刻も早く進めていかなくてはならない。現状を理解してもらい、協力してほしい」と訴えている。

 動画は、YouTube京都チャンネルhttp://www.youtube.com/tokyo/)などで見ることができる。【武内亮】

毎日新聞 2011年12月28日 地方版
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111228ddlk13040248000c.html