報道

東日本大震災:福島第1原発事故 汚泥保管3656万円、東電に賠償請求−−前橋市 /群馬

東京電力福島第1原発事故で前橋市は21日、放射性物質を含む下水汚泥焼却灰の保管費用約3656万円を東京電力に賠償請求したと発表した。11月末までの費用を請求し、内訳は、放射線測定約521万円▽サーベイメーターなどの物品代約90万円▽新保管庫…

(静岡)細野大臣 がれき広域処理で要請

東日本大震災で出たがれきを被災地以外の自治体で受け入れる広域処理を進めるため、細野環境大臣は受け入れの意向を示している静岡県の島田市を訪れ、市長や住民らにあらためて協力を要請しました。被災地のがれきをほかの自治体で受け入れる広域処理を巡っ…

環境省、予算5倍で1兆円に

◆環境省と文部科学省の予算案2011年12月24日、2012年度の政府予算案が閣議決定された。2011年3月11日に東日本大震災が発生したことに伴い、例年とはまったく異なる予算案となった。その特徴的なものが環境省に対する予算である。例年の5倍近くの予算が計上…

東日本大震災:焼却灰セシウム、基準値を下回る−−川口のごみ処理場 /埼玉

川口市は27日、市内2カ所のゴミ処理場の焼却灰を測定した結果、1キロ当たりの放射性セシウムは、いずれも国の指針で最終処分が可能な8000ベクレル以下だったと発表した。7月以来7回目の測定で、いずれも国の基準値を下回った。 市によると、朝日環…

汚染コンクリ再利用で基準=3000ベクレル以下で可能−環境省

環境省は25日、専門家による災害廃棄物安全評価検討会を東京都内で開き、東日本大震災に伴い福島県内で発生したがれきのうち、放射性物質で汚染されたコンクリート片の再生利用に関する新たな基準を提示した。放射性セシウムの平均濃度が1キロ当たり30…

(大震災と群馬 振り返る2011)汚泥・焼却灰 5500トン保管

3月11日に発生した東日本大震災は、群馬にどんな影響を与えたのか。2011年の「総決算」をみる。 東京電力福島第一原発から放出された放射能は3月14日深夜〜15日未明、関東地方に流れ、群馬の北部山間部などにも落ちた。 環境省は、地表などの放…

がれき処理の建設工事分を経審完工高の対象に

国土交通省は12月19日、東日本大震災の被災地で発注している災害廃棄物(がれき)処理業務のうち、建設工事と見なせる部分は経営審査事項(経審)の完成工事高に算入するよう、同省の各地方整備局や都道府県に通達した。 通常、「業務」として発注した案件は…

(福島県)住民、怒りと落胆 「帰れなくなる」 除染のために必要との声も

細野豪志環境相兼原発事故担当相が28日、中間貯蔵施設の双葉郡内への設置を佐藤雄平知事に要請したことに対して、双葉郡の住民からは長期間にわたり廃棄物が貯蔵されることに怒りと落胆の声が上がった。一方で、仮置き場の確保のためには決断が必要との声…

広域処理 焼却のみで戻す選択肢も

東日本大震災で発生したがれきを、被災地以外で処理する広域処理がなかなか進まない現状を受けて、細野環境大臣は、被災地以外の自治体で焼却だけを行ってがれきの量を減らしたうえで、再び被災地に戻して埋め立てをするという選択肢も含め、協力を求めてい…

東日本大震災:都、がれき処理の動画をネット公開 放射線量測定も 「理解を深めて」 /東京

都は27日、東日本大震災によって宮城県女川町で発生した災害廃棄物(がれき)の処理の様子を動画にまとめ、インターネットで公開すると発表した。都は「動画を通じて被災地の実態を知ってもらい、がれき処理への理解を深めてほしい」と話している。 都は今…

東日本大震災:大阪府「100ベクレル」がれき受け入れ 焼却ガス汚染懸念 処理拒否の市町村も

東日本大震災による岩手県の災害廃棄物(がれき)について、独自に処理基準を定めて年明けから受け入れを進める大阪府に対し、放射性物質への懸念や不安の声が上がっている。環境省は「99・99%除去できる」としているが、大気中への放出は避けられない…

(埼玉県)焼却灰の引取先決定も非公表

首都圏各地で放射性物質を含むごみの焼却灰が処分できなくなっている問題で、埼玉県東部の自治体でつくる東埼玉資源環境組合は、12月、新たな受け入れ先が決まり、焼却灰の搬出を再開しました。しかし、混乱を避けるために受け入れ先は公表できないとして…

東日本大震災:がれき受け入れ、島田市に反対署名簿−−処分場周辺住民ら /静岡

島田市が東日本大震災で被災した岩手県大槌、山田両町のがれきを受け入れる方針を決めたことについて、最終処分場がある同市阪本の住民有志は20日、「市が放射性物質に汚染され安心して住めなくなる」と、がれきの受け入れと焼却灰の埋め立てに反対する署…

(静岡県)島田市 試験的受け入れ

島田市の桜井勝郎市長は24日、岩手県大槌町や山田町の震災がれきについて、最初は試験的に受け入れて、放射性物質検査などを行った後、正式な受け入れ表明を行う方針を明らかにした。桜井市長は「市民に(試験の)全てを公開した時点で、決断しなければな…

<細野環境相>がれき焼却灰 被災地処理も

細野豪志環境相は22日、静岡市内で開かれた静岡県市長会に出席し、東日本大震災で生じたがれきの処理について「焼却だけでも引き受けていただければ、焼却灰を(被災地に)持って帰ることも考えている。まだ方法は確立されていないが、可能性を探ってみた…

がれきの県外処理受け入れ要請へ 宮城県議会

宮城県議会の中村功議長は21日、11月定例会閉会後の記者会見で、東日本大震災で発生したがれきの県外処理を進めるため、全国の都道府県議会に対し受け入れを要請する活動を年明けに始める考えを明らかにした。 がれきに放射性物質が含まれているとの不安…

(大阪)震災がれき 受け入れ反対

市民団体 大阪市長あてに意見書会見でがれき受け入れの危険性について述べる山本さん(左)ら(大阪市役所で) 東日本大震災で発生したがれき処理の受け入れについて、放射能汚染に関心を持つ医師や市民らでつくる市民団体「放射能防御プロジェクト」のメン…

汚染廃棄物大幅に減量 熱分解装置を実証実験 福島・広野

福島第1原発事故で生じた有機物系の放射性廃棄物を熱分解し、容積を大幅に減らす装置の実証実験が福島県広野町で行われている。廃棄物の減量化につながるとして、町が導入を検討している。 装置は環境機器製造「オーデン」(東京)が開発した。鉄製で幅、奥…

(神奈川県)震災がれきの焼却受け入れへ準備、相模原市が見通し示す/相模原市

東日本大震災の被災地のがれき処理問題で県が焼却灰の最終処分地を示したことについて、相模原市は「処分場所が確保されれば、大きな問題がクリアされることになる」として、焼却処理の受け入れに向け、準備を進めていく考えを示した。 がれき処理の受け入れ…

黒岩知事「撤回考えぬ」、被災地がれき受け入れ/神奈川

被災地がれきの受け入れを表明した黒岩祐治知事は21日、記者団に対し「撤回は考えていない」と述べ、実現に強い意欲を示した。県庁で開かれた対話集会の後、地元理解が得られなかった場合を想定した質問に答えた。 知事は前日の県議会での発言について「決め…

(神奈川県)震災がれきの焼却受け入れへ準備、相模原市が見通し示す/相模原市

東日本大震災の被災地のがれき処理問題で県が焼却灰の最終処分地を示したことについて、相模原市は「処分場所が確保されれば、大きな問題がクリアされることになる」として、焼却処理の受け入れに向け、準備を進めていく考えを示した。 がれき処理の受け入れ…

(神奈川県)厚木市長「難しい」との見解、震災がれき焼却受け入れで

厚木市の小林常良市長は21日に行われた定例会見で、被災地のがれきの焼却処理や焼却灰の埋め立てについて「受け入れは難しい」との見解を示した。 20日に相模原市の加山俊夫市長が「条件が整えば、近隣自治体と連携して支援を行いたいと考えている」としたコ…

(福島)県内1カ月で4000トン 放射性物質付着の製材くず 

県内の製材所などで製材時に、くずとして出る樹皮が放射性物質の付着を理由に処分が滞っていることが21日、分かった。樹皮は県内で一カ月当たり約4千トン出るため、県木材協同組合連合会の加盟業者の中には保管や処理費用を東京電力に損害賠償を求める動…

放射性物質:汚染焼却灰 保管場所に手賀沼終末処理場提案

千葉県北西部の清掃工場焼却灰が東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質に汚染され、国の埋め立て基準濃度を超えて処分できない問題で、県が一時保管場所として我孫子・印西市境の手賀沼終末処理場を提案したことが分かった。 この問題で具体的な候…

がれき受け入れ方針に批判相次ぐ 神奈川県

神奈川県の黒岩祐治知事は21日、県庁で開いた県民との「対話の広場」で、東日本大震災で発生した災害廃棄物(がれき)を受け入れる方針に対する質問や意見を急遽(きゅうきょ)受けた。この日のテーマは観光だったが、20日の県議会本会議での受け入れの…

東日本大震災:震災がれき受け入れ 最終処分、難航も 県と市町の思惑にずれ /神奈川

黒岩祐治知事が20日、東日本大震災で発生した災害廃棄物(がれき)を県内で受け入れていく考えを示した。県は一般廃棄物を燃やす中間施設を持っていないこともあり、これまで国と市町村の調整役にとどまっていたが、復興には受け入れが不可欠と方針転換し…

(静岡県)島田市、岩手・2町のがれき受け入れ 関東以外で初

◆来週正式表明 東日本大震災の被災地のがれき処理について島田市は、岩手県大槌町と山田町のがれきの受け入れを決めた。来週にも桜井勝郎市長が会見し正式表明する。環境省によると、受け入れが実現すれば、震災で大きな被害、影響を受けた東北、関東以外の…

(山形県)最上町が松島町のがれき受け入れ 町内で焼却処分

最上町は東日本大震災で被害を受けた宮城県松島町の要請に応え、被災した小型漁船のがれき36トンの受け入れを今月9日から始めた。20、26日も実施し、計3回に分けて搬入される予定。近海で使用する1トンクラスの漁船約36隻分に相当し、現地で破砕してから最上…

(神奈川県)放射線量の各測定値 地図に落とすと… 中原で「高め」目立つ

福島第一原発の事故を受け、川崎市は十〜十一月に小中学校や公園など約四百五十カ所で放射線量を一斉測定し、施設名と数値をホームページなどで公表している。しかし、「数字が羅列されているだけで分かりにくい」「もっと分析を」などの市民の声が聞こえて…

(千葉県)柏・南部清掃工場 年明けにも再び停止

高濃度の放射性セシウムを含むごみ焼却灰の保管場所がいっぱいになったため、千葉県柏市は市内に二カ所ある清掃工場のうち「南部クリーンセンター」を年明けにも停止することが十六日、分かった。当面はごみ収集は通常どおり行い、もう一カ所の工場で対応す…